今日の笑顔ーお肌

 長年のかゆみ、ボツボツ。体質改善のために漢方薬を希望して来院される方も、多くいらっしゃいます。

漢方薬を飲んでいただくときも、一般の薬だけのときも、併用してもらうときも。

それから、食事や飲み物を整えていただくことも。


真菌 カビ

 お悩みのボツボツや赤み、かゆみ、かぶれ、乾燥などに、私が「カビですよ。」というと、たいていみなさん驚かれます。そして、抵抗されます。

中には、「皮膚科で検査してもらったけど、ミズムシ菌は陰性って言われました!」とムッとされる方も。お気持ちはわかります。でも不潔と非難しているつもりは、ないのです。実は、私も「白癬菌の保菌者」です。(むしろ、だから詳しくなりました!)

 

 一般的に免疫を下げる薬(ステロイドなどの免疫抑制剤や抗がん剤など)を飲んでいるときはカビも多くなります。が、私はそういう薬を常用したことはありません。しかし、2023年秋、突然目の周りが赤く腫れるようになりました。最初のうちは少し腫れている程度だったのですが、そのうちに目が開けにくいほど腫れるようになりました。かゆみもなく、ただ赤く腫れているだけです。漢方薬も試したけれど変わりなく、抗アレルギー剤も無効。ステロイド剤を塗ってみたところ、すこし悪くなったように見えたので中止。

 そのうちに顔全体に広がってきて、さすがに何が起こっているのか調べました。顔白癬の症状に似ているので、かゆみはないパターンと決めつけて抗真菌薬を塗ってみたところ改善。症状に波はあるものの、今は落ち着きました。抗真菌薬しか塗っていないので、顔は白癬菌による症状だったのです。

 顔に毎日抗真菌薬を塗っていたら、ある時から耳がパンパンに腫れるようになりました。耳に菌が移動していたのです。菌は広がることを、身をもって知った次第です。

 

 さて、どうして顔白癬になったのだろうと、犯人捜しを始めました。エアコンの風が直撃しているので、最初はそれと思っていました。

 でも思い出したことがあるのです。数年前には入浴後必ず足の甲が、ものすごくかゆくなっていました。それにずいぶん前から、かかとがガサガサで冬になると切れてました。いくら保湿剤をぬっても、ヤスリでこすっても、すぐに分厚くなるので、嫌になって放置していた時もあります。かゆみはまったくありません。それが俗にいう「かかと水虫」だったのです。いまは抗真菌薬で、スベスベです。

 つまり私には、もともと白癬菌がいたのです。私が知らなかっただけでした。

 

 そういう目で見てみると、治療しているのに治らない皮膚炎に困っている人の中に明らかにカビによるものと思われる例がたくさんあることに気が付きました。漢方薬で体質を改善しようと受診されますが、同時に抗真菌薬(場合によってはステロイド剤を併用)を塗ったり飲んだりしてもらい、必要なときは食事内容の改善もしてもらっています。

 

 「今日の笑顔」では、その様子をお伝えしています。

 

 

今日の笑顔 お肌ー2024